これまで、あれよあれよという間に検査、診察、会計を済ませてきたのですが、手術までの待ち時間がやけに長く感じられました。患者の数が多いからかもしれませんが、ザワザワとした喧騒の中で妙にそわそわしていたのを覚えています。手術室には私を含め6人で一緒に向かいました。
看護士さんに誘導された先は、検査フロアと違いとても静かでクラシック音楽が流れている気持ちのいい空間でした。靴を脱いで、ロッカーに荷物を預け、入り口付近の小さな待合室でシャワーキャップをかぶり、髪の毛をすべて入れて待ちます。看護士さんが、水と錠剤を一人一人に手渡してくれました。炎症やアレルギー抑える薬、胃薬、鎮痛剤の3種類を飲まなければなりません。メガネはもって入れないのでそれからは私は何もかもがぼやけて見えなかったのですが、看護士さんが手をとってくださるので不便はありませんでした。
次に、リラックスルームに案内され、JALのファーストクラスのようなゴージャスなソファに腰掛け、麻酔薬の点眼を受けました。私たちは点眼の後、目を閉じてただ名前を呼ばれるのを待つだけです。カーテンで個別に仕切られているので、隣をきにする必要もなく、ただ何も考えずにいました。
ここからは個別行動です。10分後、よい気持ちになった時に私の名前が呼ばれました。手術着姿の看護士さんが手をとって誘導してくれました。
いよいよ手術室に入りました。言われたとおり、機械に横たわると、ドクターが、「今からフラップを作ります。時間は片眼で40秒ずつです。圧迫感がありますが大丈夫です」と優しい口調で説明してくださいました。手術室の看護士さんは皆キビキビしており、緊張感漂いました。目を大きく開けて眼球を固定され、もうここからはまな板の鯉状態です。「10秒経過、20秒経過・・・・40秒経過」とモニタ付近から声がすると、ドクターも「目が見えなくなりますが心配ありませんよ」と機械音が鳴りひびく中、ずっと声かけをしてくださいました。目はだんだん見えなくなって、目が落ち込んだ感覚で、パニックになりそうでしたが、先生を信じてじっとしていました。
両眼終わると、視界が真っ白でほとんど見えなかったのですが、看護士さんに手をとられ、エキシマレーザー照射室入りました。ほとんどなにもみえず、ここでも言われたとおり、機械の前で横になりました。またも眼球を固定され、ドクターが、「今からフラップめくってレーザーを当てます」「絶対に目をつぶらず、見えてくる点を凝視してくださいね」とおっしゃって、レーザーを当て始めました。始めは点がわからなかったのですが、だんだん凝視しているうちにしかりと光を捉えることができるようになりました。ドクターがずっと「そうです、完璧です!大丈夫です!そのまま見続けてくださいね、決して絶対目をつぶらず見てくださいね」としっかりと大きな声で励まして下さって、私も頑張って集中して見続けました。この間20秒ほどです。もう片眼も同じようにドクターの一生懸命な励ましとともに、一点を集中して見続けました。
「視力がよくなっていますように!」ずっと祈っていました。
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