ドクターと手術日の確認を終えた後、本当に明日手術を受けることが決まったのだ、明日の今ごろには世界が変わっているだろうな、と、しばらく待合室に腰掛けて感慨にふけっていました。予想はしていたけど、長時間にわたって最新の機械でしっかりと目の検査もしたし、ドクターとの診察の中で、自分の疑問点をもぶつけ解決もできた、お金の工面もできたし、この時点でもう何も心配することはありませんでした。気持ちが前向きで、視力が良くなることへの希望がふつふつと沸いてきたので、なんとなくすぐに家に帰る気分になれず、検査が終わってから銀座のデパートをうろうろしていました。
目が良くなったら今まで着たことがないようなタイプの服を着ておしゃれしたいし、新しいバックも靴も欲しいし、とにかくおしゃれしよう!と思い、春物の明るいデザインの洋服やかわいいバックなどを手にとって、目がよくなった記念の、ちょっと気の早いウィンドウショッピングを楽しみ、いろいろと物色してきました。
家に帰って、楽しい時間を過ごして充実感にあふれていたのですが、洗面台で手を洗いながら、ふと眼鏡をかけた自分の姿を鏡で見て、「もうこんなダサイ眼鏡もおしまい」と、明日同じ光景をどんな感じで見ることになるんだろうと想像してみました。私の視力は中学生の頃より悪くなり、眼鏡やコンタクトレンズなしでは普通の生活が送れず本当に不便な生活をしてきたので、目がよくなる感覚がどのようなものか想像がつきませんでした。
せっかくお金をかけて直すのですから二度と近視に逆戻りしない生活にしていこうと考えました。悪い習慣を慎しみ、目を大切にする生活習慣を考えてみました。それは、暗い所でテレビは見ない、夜更かしをせず、目や健康に良い食生活を心がけ、緑を沢山見て、夜空を眺めて星を見よう・・・などと、基本的なことではありますが、次々浮かんできます。
大きなボトルに入ったコンタクトレンズの洗浄液や毎日付け替える使い捨てコンタクトレンズ、山済みになった沢山のケースが洗面台を占拠していたのですが、それらをすべて紙袋に入れて洗面台の下に入れておきました。今捨てるには少し早いと思いましたが、明日以降はきっと不要になるだろうと思い、もうまとめておいたのでした。
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