とはいえ、ほぼ100%の人が安全に視力を回復できたと言うことは完全に100%ではないと言うこともいえます。すべての人が視力回復できたわけではないと言うことはどういうことなのか、これは不安点でもありました。
私の性格は、思い立ったら即実行の性格で、考えるよりもまず実行に移すのがモットーです。もともとこの雑誌を読んだ産婦人科に来たのは、第一子を産んだ後、なかなか二人目ができず9年が経ち主治医からは、不妊の原因は子宮器官に問題があるのだろうと言われていました。毎月の生理痛もひどくて、絶対にどこか体が悪いのだろうと思っていました。しかし、毎回の不妊検査では異常なし、という結果しか出てきません。
今の技術では、その原因を見つけるには、腹腔境検査によってのみ発見できるとのことで、しかし、その手術も100パーセント安全とはいえない、というのが定説でした。手術例の多い大病院でないと子宮にメスを入れるのは薦められない、とアドバイスを受けました。しかし、自分としては、長年の不妊期間で、その原因すら分からないまま、無駄に過ごしてきたのならば、最後に自分の体にメスを入れてでも原因を突き止めてみたい、いや、自分の目で子宮内を目視してみたいと思ったのです。
高度な技術を持った病院でも一週間ほどの入院期間が必要な中、その産婦人科は一泊二日で退院できるという大変技術レベルの高い病院だということを、インターネットのクチコミサイトで見ておりましたので、話だけでも聞きに行こうとこの病院に来たのでした。腹腔境手術は、小さな穴をお腹に3箇所あけ、内視鏡を入れて、自由自在にスコープを扱い、病巣があればその場で取り除くという難しい手術です。
ためらう人も多く、絶対安全という保障がないため、断念する人が多い中私はやってみたいと思ったのです。なぜならこの病院では、腹腔境手術に関してミスもなくクレームもないというのを事前に情報収集しておりましたし、執刀医であるドクターと、一対一で納得のいくまで詳しく術式やメリットデメリットを長い時間かけてお話できたからです。ネットの情報とドクターと面と向かって話す内容を照らし合わせて、自分なりに納得できたのでその日の診察で即手術の日程を組み、事前検査も一通り終わらせました。
結果は、やはり、子宮内膜症と小さい子宮筋腫、子宮ポリープが見つかり、病巣をすべて取り除いてくださったようで、手術は成功ということになります。その後の生活というと、長年悩んでいた生理痛もなくなったし、このために引き起こされていたニキビなどの吹き出物も出なくなり、肌ツヤもよくなりました。不要なものを取り除いたという精神的ストレスからも解消され、生活はとても快適になりました。どうしてこういう手術を今までしなかったのだろうと、後悔したくらいでした。そして、この後に念願の第二子を妊娠することができたのです。
そんな「案ずるより産むが易し」の私ですから、レーシックの手術もすぐにでも受けようかと思うのが当然の流れだったのですが、なぜかなかなか腰が動きませんでした。やはり、レーシックを受けたことによって本当に失明しないのだろうか、後遺症はないのだろうか、心配でたまりませんでした。
この雑誌はダイジェストなので、プロセスは書いてあっても、失明、後遺症等のデメリットの部分はほとんど触れてなかった点が気になったのです。雑誌の紙面の関係もあったのでしょうが、私にとって今、視力矯正手術をしようと思う気持ちに一気に傾くのは情報量が圧倒的に少なすぎたのだと思います。過去に視力回復トレーニングに何十万もかけたものの撃沈に終わった苦い思い出もあり、簡単に視力が回復するはずがないと思い込んでおりましたので、余計に及び腰になったのかもしれません。
でも、ほぼ100%の人が視力回復しているという希望の言葉も頭の隅に残っておりました。となると、レーシックに関する情報をもっと集めてから手術の決断を下しても全然遅くないという気持ちにはなったのでした。
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